活動報告

南尾張支部 合同例会(1月23日)

究極の市場創造とは ~自立型社員の育て方

味岡 勝則氏  (有)パル・ネットワーク

「人間としてどう生きるか」と話す味岡氏

「人間としてどう生きるか」と話す味岡氏

企業は誰のものか

「人を生かす経営」を年始より学ぶため、南尾張支部合同例会が開催され、90名が参加しました。

報告者の味岡勝則氏は、入社した社員が次々と退職していく状況に悩み、同友会に入会。労使見解「人を生かす経営」に衝撃を受け、経営者の責任と覚悟で「社員と共に育ちあう企業づくり」に注力してきました。

「企業は誰のものか」という視点で企業を見た際に、味岡氏は経営者1代限りのものと考え、自身の引退と同時に企業も終わると創業当時は考えていたといいます。しかし同友会理念「自主・民主・連帯の精神」を学び、本来、企業は社員や取引先・顧客・地域のものであり、だからこそ存続していかなければならないと気づきます。

ずっと働きたい会社に

それからは、社員が安心して働け、個々が自主的に考え能力を発揮することを通じて生きがいを見出せる環境づくりを進めてきました。社員がずっと働きたい会社とは、働くことを通じて誇りと自信を持てる企業であり、社員に主体者となってもらうことが必要だと報告をまとめました。

「共に育つ」の視点で、不満などの課題についても社員とトコトン対話できる社風づくりが大切で、そのためにも社員を認めて任せ、耐え忍ぶ経営者の姿勢が必要だと学びました。同友会の目指す「人を生かす経営」の実現に向け、新たな一歩を踏み出す一助となる例会となりました。

日照電気  玉田 徳裕