活動報告

労務労働委員会 人間尊重経営塾(1月24~25日)

何のために経営するのか ~経営姿勢の確立

2日間にわたって熱い議論が交わされる

2日間にわたって熱い議論が交わされる

互いの課題を討論

去る1月24日~25日、会員企業のまるは豊浜本店に於いて「人間尊重経営塾」が開催されました。

「何のために経営するのか」を参加者で学び合い、経営者の「経営姿勢の確立」について、自己の課題を確認しました。事前に用意した課題シートを基に発表し、一人ひとりについて討論を行いました。

期待通りのリーダーが育たない。採用しても、なかなか長続きしない。先代と係わりが深い社員との対立。技術の継承が遅れており、再雇用でしのいでいる状態。20年以上も一緒に苦労してきた右腕が辞めると言ってきて、社内のムードが暗くなっている。こうした、それぞれの抱える課題について、質問を交えながら議論しました。

自らを振り返る

議論の末に行き着いたのは、すべての原因は「経営者にあり」と気づいて自らが変わらなければ、現状は何も変わらないことです。具体的には、社員とのコミュニケーション不足の中、経営指針を強要、または押し付けている。成長を願っていると言うが、実際は成長を強要している。このように、社員に経営者や会社の都合を押し付けていないか話し合いました。

夜も、食事を挟んで「ヒト(社員)」に対する係わりについての話は尽きず、「夜明かし塾」となりました。

そして翌朝は、まるはの朝礼を見学しました。社員それぞれから持ち場の報告、連絡があり、情報の共有がなされている様子がうかがえました。

次回は、自社のビジョンを描くうえで労働人口減少問題も踏まえながら、就業規則にある定年についての意見を交わすことを確認し、お開きとなりました。

(株)サンキ  碓井 稔