活動報告

金融アセスだより(第123回)

出会いはフォーラム

私は今年度フォーラム実行委員を拝命することとなり、あいち経営フォーラムでは金融委員会が担当する第3分科会を第1希望としました。このご縁で金融委員会にも参加することになり、フォーラム開催目前となった頃から出席しています。

当社では父にあたる創業者が現在も「人事」と「金融」を管理しています。そのため、委員会メンバーの中ではやや距離を置いた参加となっておりますが、それでも素晴らしい学びの場としております。

委員会を通して感じたのは、経営は「理念」と「資金繰り」の両輪で成り立つということです。今年のフォーラムで私が第3分科会を選択した根底には、「目に見えないもの=理念」と「目に見えるもの=資金繰り(金融)」の双方をバランスよく学びたいという意図がありましたので、それを再確認できました。

委員会では、普段の地区グループ会や例会では滅多に見ることのない集計資料の数々に触れられます。また、出席者から出される生々しいお話からは、「理念なくしては継続できない、しかし理念だけでは継続できない」ことを実感させられます。

将来に活きる学び

委員会で挙がった悩みや問題に対してはメンバーが親身になって考え、アドバイスしてくれます。今は縁がなくとも将来必ず役に立つだろう情報も、多々得られます。

現時点では「複数行との付き合いは必至」「後継者の有無が金融機関からの評価に直結する」「金利の見直しと交渉は肝要」といった、全くの初歩から学んでいますが、盤石な財務体制を目指す中で必要な素養の1つとして、これからも委員会に関わっていきたいと考えております。

さらには、ここでの学びを地元である豊橋に持ち帰り、少しずつでも仲間に広めていきたいと思います。

(株)サンコー  杉浦 多恵