活動報告

南尾張支部例会(1月25日)

人が生きる経営
~ボーダーレスな労使関係をめざして

磯村 太郎氏  (有)サン樹脂加工
小出 晶子氏  TIY(株)

選ばれる会社へ

経営者として労使関係にきちんと向き合う

南尾張支部例会が99名の参加で行われ、普段あまり聞き慣れない「人が生きる経営」について学びました。

1975年に発表された「労使見解」には、人が人として対等に、お互いを尊重しあう関係の大切さが描かれていますが、本当の意味で理解し体現することは難しいと思います。理想論ではなく、少しずつでも経営者として労使の関係にきちんと向き合う時間となりました。

例会前半では、サン樹脂加工の磯村太郎氏より、自身が入社してからの社員との関わり方や、採用活動について報告いただきました。特に印象に残ったフレーズが、「選ばれる会社になる」です。採用活動を行う際、企業が人を選ぶという印象を持つものですが、「ファーストセレクトは求職者の方にある」という言葉は、まさにそうだなと実感しました。

「障害」を除く環境整備

「人が生きる経営」について考える

次にTIYの小出晶子氏から、障害を持つ社員とのボーダーレスな労使関係を築く取り組みが報告されました。小出氏の話から、仕事の工夫や環境の整備により、「障害」は取り除くことができるのではないかと感じました。

今回のメインテーマである「人が生きる経営とは」を考えたとき、私自身が感じたことがあります。それは、人は生かされているということ。経営者もそうです。社員に支えられ、お客様に支えられて今の自分があるのです。

信頼関係をもってお互いを支え合い、生かし合うこと。相手との違いを認めること。それが、「人が生きる経営」となるのではないかと感じました。

(株)きらめき  岡部 慎一郎