活動報告

労務労働委員会(5月14日)

就業規則の目的と必要性

鈴木 良博氏  オネストン(株)
板津 嘉樹氏  (株)フナカタ

安心して長く働ける職場づくりを考える

社員一丸を目指して

5月度労務労働委員会では、就業規則を作成する目的と必要性について、オネストンの鈴木良博氏とフナカタの板津嘉樹氏に報告していただきました。

鈴木氏が会社に入社した頃には、先代からの就業規則がありました。しかし、社員によって対応が変わってしまうという現状を改善しなければと思い、休職からの復職基準の設定や欠勤・遅早控除などを整備し直したといいます。

また、鈴木氏の入社時から社員数は倍増しており、社員の考え方も多様化してきました。社員一丸となって仕事を進めるため、また専門的な仕事が多く、長く働いてほしいため、毎年変更される労働法制をきちんと学び、就業規則を通して安心して長く勤められる会社づくりをしたいと語りました。

ルールがない大変さ

板津氏が代表を務めるフナカタは、家電販売とそれに伴う電気工事を行い、創業68年になります。3代目の板津氏は、先代社長が同友会で活動をしているのを見ながら育ち、一緒に仕事をしていたといいます。そして自身が会員となって、学んだことは意識して社員へ伝え、実践してきました。

その後、役員を通した様々な出会いで合同企業説明会へ出展することになり準備を進める中で、自社には就業規則や給与規定がないこと、同時にきまりがないという大変さを知りました。そこからは見様見真似で同業他社や会員企業のものを参考に、自社の規則を作ります。

初めての合説では社員が自社の説明をする姿が頼もしく思えるのと同時に、それを通じて社員に資格取得の意思が芽生え、積極性が生まれるなどしたといいます。

今年4月には社員が1名入社し、就業規則は未完成でもより良いものにしていきたいということを伝えながら、一緒に会社をつくっていこうと話したといいます。

板津氏は採用活動を通じて就業規則の重要性を改めて感じ、社員を守る就業規則を目指して自社らしいものを作っていきたいと意気込みを語り、締めくくりました。