活動報告

金融アセスだより(第140回)

ロカベンへの期待

私は建設業に関する許認可をメインとする行政書士として、普段から建設業者の決算書を見る機会が多くあります。また、業務として補助金の申請を行ったときには、補助金を使ってどのように今後の事業を伸ばしていくのかお客様と一緒に考え、事業計画を作ったこともあります。

そうした経験から、昨期の金融委員会では主に「ローカルベンチマーク(以下、ロカベン)」に興味を持ち、勉強会に参加しました。ロカベンを利用してお客様の会社の健康診断をしたり、自社のサービスに取り入れたりすることができないかと考えたからです。

しかし、業務としてお客様の決算書を見る機会はあっても、まだまだ自らの知識は浅いと感じ、まずは建設業経理士2級を受験。なんとか合格に至りました。業務に必要な知識はこの資格の範囲内で身に着けたつもりですが、実務的な知識はまだ足りません。

金融に特化した学び

建設業界は支払いサイトが長いことが多く、請負金額も大きいため、立替のため借入をしている会社も多いです。そうした会社に、金融機関とどのように付き合っているかなど話を聞き、多少でもプラスになる情報を提供できれば、自社のサービスも向上するのではないかと考えています。

同友会では、知り合いの経営者をゲストとして例会やグループ会(室会)へ誘い、仲間になってもらおうと増強活動を行っています。そこでは、人に関する悩みなど多くの話を聞くことができます。

ただ、経営者の悩みでも大きなものといえば、やはりお金の問題ではないでしょうか。この部分で悩んでいる経営者を同友会に誘うときに、金融委員会にゲストとして誘うのも1つの手ではないかと思います。

金融に興味のある方、毎月第2火曜日に、金融委員会でお待ちしています。

行政書士安立啓事務所  安立 啓