活動報告

第18回あいち経営フォーラム(11月20日)
同友会らしい先見企業づくり

10年先の未来を描き、社員・地域が輝く永続企業へ

「企業経営を通じてよりよい社会をめざす」~全体会にて

1000名が参加

第18回あいち経営フォーラムが11月20日開催され、約1000名が参加しました。

冒頭、加藤明彦会長より、「学んで気付きを得るだけで満足するのではなく、実践をして、自分が自社がどう変わったのかを追求してほしい」と挨拶しました。

来賓の中部経済産業局長の高𣘺淳氏からは、「中部経済は好況といわれるが、だからこそ人手不足や事業承継という中長期的な大きな経営課題に取り組んでいただきたい」、東海財務局長の亀水晋氏からは、「中小企業と共に地域経済の課題を解決していくことは、地域金融機関の役割でもあり、そうした機関を支援していきたい」、愛知労働局長の高﨑真一氏からは、「人口減少は不可避であり、企業が主体的に働き方を見直し、魅力的な会社を作ることで、多様な人材が集まる」との挨拶をいただきました。

高﨑真一氏、亀水晋氏、髙𣘺淳氏

基調講演では、兵庫同友会代表理事を今年4月に退任し、現在は最高顧問を務める、日本ジャバラ代表取締役の田中信吾氏より「経営者としての決意と実践~環境の激変が理念を磨く」とのテーマにて、経営者の姿勢や戦略について報告いただきました。

自身はいわば「勘と運の経営」を続けてきたが、思考の広さと行動量で運が向いてくること。理性的に作られた理念は弱く、自らの心の底からの想いや欲求、夢から理念を作り上げ、その理念に沿った戦略を実行することが大切で、「地域のため」というより、自社のために行うことが結果として地域の利益に繋がること。強くて良い会社を目指し、経営者である自分自身を意識的に教育していくことが呼びかけられました。

目線を上げる15の分科会

目線を上げる15の分科会で学ぶ

その後は、企業変革支援プログラムに則り「経営者の責任」「経営理念を実践する過程」「人を生かす経営の実践」「市場・顧客及び自社の理解と対応状況」「付加価値を高める」の5つのカテゴリーで、15の分科会を設営。直近の経営課題に囚われない、将来を見据えたテーマに沿って、学び合いました。