活動報告

名古屋第1支部合同例会(1月21日)

七転八倒の苦しみから掴んだ理念とビジョン
~国連で夢を語った男

間地 寛氏  (株)アスア

苦境を脱し、飛躍に繋げた経営実践から学ぶ

相次ぐ試練

「七転八倒の苦しみから掴んだ理念とビジョン~国連で夢を語った男」と題して名古屋第1支部合同例会が開催され、アスア代表取締役の間地寛氏に報告いただきました。

間地氏はガス警報機の取付業務で起業し、その後、通信機器事業を行っている時に同友会に入会しました。IoTコミュニケーションサービスの他、現在取り組んでいる「エコドライブ推進」事業において、経営者としての転換期があったといいます。

エコドライブ支援のきっかけとなる、燃費が10%上がると謳った「魔法のセラミックス」という商品事業において、多数の企業に納入後、「効果無し」との判定結果が出ました。会社は信用を失い、間地氏は苦境に立たされます。また、共に歩んできた役員に資金を持ち逃げされ、人の問題にも苦しめられました。

経営者の責任とは

そんな中、先輩経営者から「自分都合の経営者は今すぐやめた方が良い。社員がかわいそうだ」との厳しい指摘を受け、思い悩みます。その方との話の中で出た「社長は会社に対して無限大の責任を持つ」という言葉を心に刻み、間地氏はその後、事業を飛躍的に発展させ、ついには国連で自社事業の報告をするまでになりました。

間地氏は事業の目的・意義を明確にすることを大切にしています。目標は社員と共有し、毎月1回行う事業部の飲み会でも理念の共有を図っているそうです。

今回の報告を通じて学んだことは、経営者がまず明るくビジョン・理念を語ること、語ると共有できる、共有すると目標を達成できるという経営者の姿勢、理念の力です。これは誰もが明日からでも実践できることで、とても参考になりました。

(有)大伸  横田 大輔