活動報告

名古屋第4支部合同例会(1月22日)

未来に向かうための強い会社づくり
~新しい取り組みが会社を変える

馬場 愼一郎氏  データライン(株)

非連続の時代に経営者は何をすべきかを考える

顧客から見た強みを正しく掴む

「新規事業」をテーマとした名古屋第4支部合同例会が開催され、85名が参加しました。

報告者の馬場愼一郎氏は、家業であるコンピュータ帳票の印刷会社を引き継いだ後、ダイレクトメールなどの商業印刷業(第2創業)に転身。さらに今後システム・コンサルサービス(第3創業)へと転身する過程だといいます。例会では馬場氏の経験を踏まえて「新規事業」をテーマに学びました。

新規事業に取り組む際の方向性を見極めるには、自社目線ではなく、顧客から何を期待されているかを正しく把握することが重要だと馬場氏は語ります。経営者や社員がアンテナを立て、日々の膨大な情報の中からヒントを掴むことが大切なのです。

馬場氏も、第2次創業から第3次創業へと転身する際、現場の社員が顧客の販売促進会議に参加したことなど、社員同士の日々の雑談の中から自社の価値は「データ管理」だと気付き、印刷業からサービス業への転身を決めたそうです。

経営者の想像力が新規事業の原動力

経営者の役割は「会社の将来をつくること」と馬場氏は断言します。

そのためには会社の方向性を見定める「想像力」が重要であると言います。外部情勢(業界、自社の立ち位置など)と会社の状況(数字)を正しく掴むことで、危機感や希望が生まれ、経営者の想像力が養われていくと報告をまとめました。

「非連続の時代」と言われる昨今、自社を維持し、さらに発展させていくためには、経営者として何をすべきかを考えさせられた支部合同例会でした。