活動報告

同友会らしい黒字企業-広報部会(11月28日)

名古屋支部取材発表会

各支部の趣向を凝らした発表が行われた

三位一体経営の実践事例

今回の広報部会では、名古屋5支部の「同友会らしい黒字企業」の取材発表を行いました。1支部10分の持ち時間で、短く要点をまとめての発表です。

各支部とも取材企業の特徴をよく押さえ、発表形態にも工夫が見られました。パワーポイントを使いこなしたり、レジュメを分かりやすくまとめたり、また各自で書き込めるよう、レジュメはわざと箇条書きにしたりと、それぞれの支部らしさが発揮された発表でした。

報告では、同友会に入会前はワンマン経営で社員とのいざこざが絶えなかった企業、先代から受け継いだが経営が思うようにいかず悩む経営者の姿などが紹介されました。そして各々が同友会で謙虚に学び、それを自社で実践し、会社の方針を固め、指針を作り、社員と一体になって経営に取り組んでいる様子が伝えられます。各社とも指針・採用・共育という三位一体の経営が行われており、まさに「同友会らしい黒字企業」にふさわしい発表でした。

「集・考・伝」を考える

グループ討論は、初の試みとして広報部の年間活動テーマ「集・考・伝」にならって行いました。

「集」は取材で内容を集めること、「考」は発表内容を検証すること、「伝」は検証内容を外部に発信することとして、各々に考え、グループ討論しました。普段のテーマとは勝手が違い、やや手探りの討論になりましたが、それはそれでよかったと思います。なにより、企業の広報において「集・考・伝」が重要なことを改めて考えさせられる時間となりました。

広報部の取材では企業の営業時間にお邪魔するため、業務内容や普段の様子がよく理解でき、取材した者が一番の学びを得ることができます。私は1社しか取材できませんでしたが、取材活動は企業の姿を生で感じられるものなので、今後も続けていきたいと思います。

今回、参加者から「こうした取材発表は、広報部会のみでなく、もっと広範囲で行えるようにしたらどうか」との提案がありました。広報部が部会を広報するあり方についても考えさせられました。

(有)ビレイパレス  小澤 一夫