活動報告

障害者問題委員会(7月19日) 生きる意欲に学ぶ

夏のバリアフリー交流会

モルタル造形の仕事を体験

モルタル造形の仕事を体験

広がる共感の輪

障害者問題委員会は、「障害があってもなくても1人の人として命の重さ、人生の尊さに変わりはなく、すべての人は平等。一人ひとりが持っている自立心や向上心を応援しよう」という趣旨で活動しています。障害者雇用は、すぐには取り組むことが難しい場合もありますが、関わることは誰にでもできます。

障害のある人たちとの出会いの場、彼らの生きがいを応援し、生きる意欲に学ぶ場として開催するバリアフリー交流会も関わりのひとつです。毎回、会員企業の本物の仕事体験や、会員による屋台やギターのライブ演奏など手づくりで設営し、地域の学校や福祉施設、社員や家族が参加しています。今回は100名が参加しました。

仕事体験は、5社から7種類の仕事を出していただき、うち2社は実際に働いている障害のある社員が仕事を教えてくれました。働くことに幸せを感じ、生き生きと作業の説明をする姿は、毎回多くの参加者に共感の輪を広げています。台風一過の青空の下、美味しい料理が並ぶ屋台には行列ができ、ライブではギター演奏をバックに参加者が好きな曲をリクエストして元気な歌声を響かせました。

一社一人に関わる

健常者、障害者、小さな子どもから年配者まで楽しめる企画が満載で、夏祭りの楽しい雰囲気の中、障害者との交流はもちろん、会員同士が交流し、障害者との関わりを考える場としても良い機会になりました。

障害者問題委員会のスローガン“一社一人に関わろう”という呼びかけは、雇用だけが前提ではなく、知る・支える・応援する・企業見学や実習を受け入れるなど、今できる関わり方で一歩踏み出していこうという思いを込めています。

同じ命の重さを持つ人間として関わりの輪を広げることで、共に幸せになれる社会を築いていきましょう。次回は、11月1日に稲沢で開催します。

実行委員長  磯貝 賢一