活動報告

女性経営者の会(12月25日)

女性起業家から覚悟を学ぶ

江上 幸江氏  (株)ケアコンシェルジュ

江上 幸江氏

江上 幸江氏

結婚退職を経て起業

女性経営者の会の12月例会は、次年度、女性経営者の会の代表予定者である、ケアコンシェルジュ代表取締役の江上幸江氏に報告いただきました。

江上氏の初めての仕事は保育士でしたが、結婚を機に夫の希望にて退職。その後、父親の会社で総務部長を経て、1999年にリフォームの会社を起業、独立しました。社名の「ケアコンシェルジュ」は「お断りしないお世話係」の意味が込められ、江上氏の人柄も表しています。そして現在では介護関連の事業を展開しています。

一貫した理念の下に

この間の経験を通して、江上氏は「3回の『覚悟』があった」と言います。1回目は、経営難に苦しむ父親の会社を手伝うことを決意した時。2回目は、独立起業する時。そして3回目は、介護関連の事業を継続する中で、他の企業から、そこで働く社員共々、介護事業部の譲渡を受けることを決めた時です。しかし、覚悟を決めて引き受けた介護事業部でしたが、「結果として、今はまた別々の道を歩むことになった」とのことでした。

江上氏の報告で一貫していたことは「経営理念」の存在です。他の会員企業の経営理念を借りて、見様見真似で始めたものでした。しかし、今はデザイナーでもある夫のデザインで1枚のポスター風に仕上げ、社内の各所に貼り出して誰でもいつでも見えるように工夫している、とのことです。

後半は忘年会を兼ね、次年度の女性経営者の会の活動を展望する会話に花が咲きました。