活動報告

どうゆうき

▼私が同友会に入会したのは26年前です。当時の会社は、正社員、パート、そして妻と弟の28名でした。それまでの私は、経営者というより商売人でした。就業規則もなく、売上の入金、仕入の支払い、そして給料を払った残りのお金が儲け。そんな商売でした。このままでは発展はないと思い、知り合いの紹介で同友会に入会したのです。勉強ぎらいの私でしたが会合参加を重ね、94年に地区会長、01年から支部長となり、理事を今年で15年務めています

▼当初は経営を学ぶというより仲間づくりが楽しくて、会合を終えてから、よくお酒を飲みに行きました。本格的に学び始めたのは支部長になってからです。当時は、名古屋・尾張・三河の3支部で、新井相談役、加藤代表理事と共に支部長となり、経営指針の発表会を誘い合いました。他の会社の良い所も取り入れ、次第に自社の指針が浸透し、指針経営・理念経営が社員の腹に落ちていきました。両氏とは今も良きライバルとしてお付き合いしています

▼弊社では毎年、3~4名を新卒で採用し、教育に力を入れています。その甲斐あって、正社員も今年で100名になり、若い社員を中心に全社一丸となってこの不況を乗り越えようと頑張っています。これまで私は、同友会理念をよく理解し、愚直に実践することに努めてきました。そうすると会社の発展につながり、社員も育ってきます。そして良い会社が増えることによって、経済環境も良くなっていくのを実感します。私たちに卒業はありません。これからも、人間尊重の経営を追求していきたいと思います。

会長  杉浦 三代枝