活動報告

広報部会(12月26日)

マスメディアの情報創造
~情報のプロが中小企業に期待すること

松田 理恵子氏  (株)中部経済新聞社

「読んでもらえる工夫を」と松田氏

「読んでもらえる工夫を」と松田氏

「また読みたい」と思われたい

12月の広報部会では中部経済新聞社経済部の松田理恵子氏をお招きし、記事の集め方・書き方・伝え方についてお話しいただきました。

はじめに、古澤デザイン事務所の古澤毅氏より同友会の広報部の取り組みとして、「同友Aichi」の編集発行や、同友会らしい先見企業を取材し「集め・考え・伝える」ことを柱としていることが報告されました。その後、松田氏よりどのように新聞記事を作っているかを報告いただきました。

まず目標として、世の中で誰も知らないことを集め伝えることを意識しているそうです。記事では、時代に合ったキーワードを考え、記事との結び付きがあるかなど、時間をかけて読み返し考えることが重要だといいます。記事には執筆者名が記載されるため、またこの人の記事を読みたいと思ってもらうことを目指しているそうです。

興味を引く見出しと社業に活かせる内容に

次に、「同友Aichi」について忌憚ないご意見をいただきました。会の広報紙として決まったパターンはあるにしても、人が読んでくれてなんぼであり、そのためには興味を持ってもらえる見出しが重要。内容については、例えば「活発な意見が出た」ではなく、その具体的な中身を記し、読者が社業に活かせることが大切とアドバイスをいただきました。

グループ討論は「自社及び業界の情報創造について」をテーマとしました。私自身、情報創造についての理解が曖昧でしたが、討論を通じ、人を引き付ける見出しと伝えるための表現力を磨く重要性を学べました。

また、正しい情報を集めて自分なりに分析し、新しいサービスや商品に活かせる情報を発信することは経営指針書にも通じるとして、まさに指針書が情報創造ではないかとの意見もあり、気づきの多い部会となりました。

(株)石川製作所  荒川 亨