活動報告

名古屋聾学校高等部 インターンシップ体験記(1月23日~27日)

現場での工夫を交流
~9社で14名を受入

中華料理店で麺場体験をする実習生(浜木綿)

第一線での実習

名古屋聾学校には普通科、被服科、産業工芸科、機械科があり、インターンシップでは、日ごろの学びをどう活かせるかにチャレンジしています。

インターンシップの受入企業は、切削加工、部品組立、メッキ加工、アパレル、レストラン、家具製造など多彩な業種の会員に協力いただきました。生徒は、業務のサポートではなく、第一線で働く人たちとほぼ同様の仕事を任され、各自で決めた目標をもとに取り組みました。

インターンシップ報告会では各社の仕事の写真を映し、体験した業務や感想を生徒一人ひとりが発表しました。「体力や集中力が必要である」「先輩たちの楽しそうな仕事ぶりに自分の夢が広がった」「責任感が芽生えた」など、初めての体験で多くの気づきを得たようです。また企業側からは、自ら考え行動する主体性の大切さが伝えられ、「経験を重ね、知見を増やしてください」とエールが送られました。

違いを知る

耳が聞こえない生徒たちにとって、コミュニケーションは大きな関心事です。スマートフォンで文字にして伝える、はっきりした口形で話す、サインや身振りで表す、周囲からまめに声掛けをするなど、各現場での工夫が交流されました。