活動報告

ダイヤモンド部会(2月14日)

地域社会と密着 ~建築設計業界で半世紀

辻阪 幸雄氏  (有)辻阪都市設計

半世紀を振り返る辻阪氏

まちをつくる仕事

ダイヤモンド部会は、同友会の知恵袋である60歳以上の会員が、報告によって人生を振り返り、参加者と共に豊かな学びを共有する場となっています。

2月例会報告者の辻阪幸雄氏は、大学卒業後、大手建築設計会社での5年間の修業を経て独立。経営理念である「クライアントの立場に立ち、地域社会と密着した企画設計」を心がけ、今年で創業45年になります。

「昔と比べると、名古屋の街は様変わりしました」と辻阪氏は語ります。なかでも、栄の中心地を南北に延びる久屋大通は、名古屋市が1984年に制定した「都市景観条例」が愛知県で初めて適用され、整備されたそうです。フランス・パリのシャンゼリゼ通りと姉妹提携を結び、現在の久屋大通ができるまでの都市開発の経緯が説明されました。

辻阪氏はその都市開発チームに参画し、毎年の研修旅行に参加。欧州を始め、北欧、アメリカ、カナダなど様々な国の都市の視察から、多くのことを学んだそうです。

実際に設計されたビルや建物の写真も配られ、半世紀もの間、愛知のまちづくりの一端を担ってきた辻阪氏の軌跡が伝わる例会でした。