活動報告

どうゆうき

▼新年度がスタートして1カ月が過ぎようとしています。4月に入社した新入社員も、合同入社式、新入社員共育研修、社内研修を経て現場で仕事に携わり、少し慣れた頃だと思います。その中で、自分の理想像と現実とのギャップを感じ始めている人もいるかもしれません

▼4月に行われた新入社員共育研修会には、168名の参加がありました。その折に、ある新入社員と話していると、会社で挨拶しても、返してくれない先輩社員がいるとのこと。「とても寂しいです。でも、この1年で挨拶を返してもらえるよう、1日も休まず、大きく元気な声で挨拶していきます」と言うので、私は「素晴らしい。絶対に諦めず頑張って」と拍手を送りました

▼しかし、モチベーションを維持し続けることは簡単ではありません。その先輩社員が気づいてくれるかどうかも分かりません。それにしても、どうしてその先輩は挨拶をしないのでしょうか。想像してみると、仕事が楽しくなく、働く意味について納得できない気持ちがあるのではないかと思います。同僚や仲間との関係が良好で、仕事にやりがいがあり、後輩が育つのが楽しい。こうした雰囲気がある明るい会社であれば、挨拶をしない風土などあり得ないと思います

▼教育は、学校を卒業したら終わりではありません。晴れて社会人になっても、人として成長するための教育は続いていくのです。だからこそ経営者が学び、その学びを社内に取り入れ、誰もが入社したくなる、誰もが働けるような魅力ある企業づくりを目指すことが経営者の役目といえます。

共育委員長  苅谷 邦彦