活動報告

20年目を迎えたインターンシップ(2017年8月22日~)

「共育」の理念を掲げて
~学生133名が67社と事務局で研修

キックオフ 8月22日
修了式 9月5日

2週間のインターンシップを終え、笑顔の学生(9/5修了式にて)

生きる・働く・学ぶ

企業・大学・学生が共に作り上げる同友会のインターンシップの取り組みは、今年で20年目となります。2週間の研修の幕開けとなるキックオフセミナーでは、総勢226名が集いました。

植田健男氏(名古屋大学教授)の基調報告では、映画『学校』(山田洋次監督)を例に、「働くこと」は本来、より人間らしく「生きること」と深く結びついており、それは「学ぶこと」を通して深められていくと、お話しいただきました。

その後、石橋健一氏(名古屋産業大学教授)の進行のもと、グループで理解できた点と難しかった点を出し合いました。「幸福」や「人格の完成」が難しかったという意見や疑問が出されました。

また、昨年度研修に参加した山本凌大氏(愛知産業大学)が「インターンシップに参加したことで中小企業への意識が変わり、職業選択における基準ができた。皆さんも主体的に学んでほしい」と学生を激励しました。

キックオフセミナーで報告する植田教授

学びを振り返る

2週間後の修了式では、野々山ハウジング設備と佐野花火店の経営者と学生が報告。学生からは「仕事に対する考えの幅が広がった」、経営者からは「学生の新鮮な視点から、自社商品の新たな視点と可能性に気付けた」など、それぞれの学びが語られました。

その後、キックオフでの疑問が解決できたのかを討論し、学生の今後の目標達成のために何をすべきかを経営者と一緒に考えました。

最後に、佐藤祐一代表理事が「インターンでの学びや到達点、今後の目標までの道のりを具体的に実践することが大切です」と総括しました。 修了式後には企業と学校でまとめ会議を開催し、今年度の振り返りと次年度に向けての改善点等、中小企業の魅力を発信していくための有意義な意見交換を行いました。

経営者と一緒に課題を出し合い討論

各社のインターンシップの様子

インターンシップの様子