活動報告

第18期役員研修大学 第5講座(9月11日)

同友会とワークライフバランス

石塚 智子氏  (有)ソフィア企画

同友会で活動する意味を改めて考えてほしいと語る石塚氏

女性の社会進出を予見

「同友会とワークライフバランス(以下、WLB)」とのテーマで、第18期役員研修大学第5講座を開催しました。報告者は、研修大学全体を担当する、ソフィア企画の石塚智子氏です。

石塚氏は、実家のLPガス販売店へ入社し事業を引き継ぎました。父の死後、女性社員の家庭都合の欠勤を責められることに発起し、販促部門を別会社として設立。その頃に同友会へ入会します。

当時の社会背景より、少子高齢化に伴う女性の社会進出を予期し、単なるエネルギー供給業から生活提案業へと転換。取引先満足と売上向上を図ろうとしたものの、社内に託児所を設けることがグループ会社に受け入れられず、その会社の仕事を失いました。

100%下請けの問題に気付いた石塚氏は、自社の強み・弱みを明確にし、仕事の見える化や提案型へのシフト、新人でも戦力になる制作工程といった、将来を見越し自社を変化させる、いわば「指針づくり」と「会社づくり」を不離一体で進めてきました。結果、自然とWLBが満たされたといいます。

本人の選択を見守る

また、社員に対し、母として家族のために働くだけでなく、会社を通じて社会のために働く重要性を訴え、今は全国のLPガス販売会社の経営企画室として、女性スタッフだけでも臆することなく誇りを持って働いていると話します。

併せて労使見解にも触れ、「対等」とは経営者が感謝や見返りを求めない、つまり想いの貸し借りがない状態のことを指し、どこまで本人の選択を見守れるか、人間尊重経営の実践が求められていることを強調しました。

またWLBは流行りものでなく、同友会の「人を生かす経営」を素直に実践することで結果として表れるものであり、もう一度労使見解に立ち返り、経営者として自身のために学び、実践して良い会社にするのが同友会の役員だと締めくくりました。