活動報告

広報部会(9月29日)

先見企業を体験的に学ぶ
~名古屋第2・第3・第4支部編

取材する広報員も多くの学びを得る

企業訪問の取材発表

9月広報部会では先月に続き、会員企業の訪問取材から「先見企業を体験的に学ぶ」をテーマとする発表会が行われました。取材発表の主旨は、(1)労使見解に基づいた同友会らしい先見企業の紹介、(2)取材で得た多くの情報から、どう伝えるか考え、工夫することです。

最初の発表は、名古屋第3支部のチタエムアンドディー。同社はマネキンレンタル事業から、業界の変化により関東圏の大型ディスプレイの企画・施工へ展開。社内にマネキン補修塗装部門を持ち、小ロット・短納期で他社と差別化を図っています。また、女性でも楽に作業ができる環境づくりに努めています。

続いて、名古屋第2支部のクリーン・ダストマン。同社は経営理念を実際の経営に落とし込むことにより、高齢化や健康志向に対応する新事業を展開しています。取材でじっくりと同社について話をきくことで、経営上の個々の取り組みが全て経営理念に沿っていることを、わかりやすく分析・分類している点が印象的でした。

印象を強めるひと工夫

最後に、名古屋第4支部のシー・アール・エム。代表の松村祐輔氏は何度も人の問題で悩み、何よりも人を育てることが会社の成長につながると気付きました。同友会で労使見解を学び、経営指針の作成、そして社員と価値観を共有することで会社を成長させてきました。社員のインタビューを流す際、発表者が生で質問を投げかけることで臨場感が出て、聞く側の耳に強く届いていました。

各支部の取材発表を経て、同友会の学びや経営指針の実践を通して、経営者自身の考え方、姿勢を大きく変えながら、時代の変化や情勢を理解し、会社組織一丸となっている企業が「同友会らしい先見企業」の条件だということが伝わってきました。

(有)A&A  森部 泰司