活動報告

第19期共育講座 第1講座(5月25日)

人を大切にする経営とは

吉田 幸隆氏  エバー(株)

声のかけ方ひとつで、社員の目も変わる

第19期社員と学ぶ共育講座(33社、100名が参加)第1講座・吉田幸隆氏の報告を紹介します。

できない社員は辞めてもらう?

自社は、常滑市で自動車部品の金属プレス加工や溶接、金型設計製作を営んでいます。

今回のテーマである「人を大切にする経営」とは、安全で安心して働けること、やりがいや自己実現ができること、あてにしあてにされる関係性がある会社づくりをしていくことだと思います。

皆さんは、仕事ができない社員には辞めてもらった方が良いと思いますか。

最初はできなかった社員も少しずつ成長し、自分が行っていた10の仕事の内、3を担えるようになれば、新しい仕事をしていけます。そして、仕事を教えていく過程で、変わっていく社員を目の当たりにして驚きと喜びを感じる体験が大切だと考えています。すると、仕事のできない社員に対しての見方も変わってくると思います。

あてにし あてにされる関係

あてにしあてにされる関係の自社事例を紹介します。

「溶接がしたい」と入社してきた新入社員がいました。しかし、溶接は機械がほとんどやってくれるので、その社員は「ロボットのボタンを押すために入社したんじゃない。溶接をしたいんだ」と言ってきたのです。

それに対してリーダーは、「ロボットの溶接するスピードはどれぐらいなのか、トーチの角度はどれぐらいでやっているのか、製品を支える治具はどんな構造でできているのか。ただボタンを押すだけではなく、そういうことを勉強することも立派な溶接だ」と伝えてくれたのです。

ぞんざいに扱ってしまいがちな社員の声にもリーダーは耳を傾け、仕事の重要性を伝えてくれました。声のかけ方ひとつで社員のやる気を引き出すこともあれば失わせる可能性もあることを、私たちは自覚しなければなりません。

人を大切にする経営は各社で違うと思いますが、人を大切にする経営とは何かをみんなで話し合い、どんな会社づくりをしていきたいか考えてみてはいかがでしょうか。