活動報告

障害者自立応援委員会(10月27日)

地域に安心感を広げよう
~バリアフリー交流会 in 東三河

組付け作業を体験

東三河で初めて開催

豊橋市立くすのき特別支援学校にて、東三河では初めてとなるバリアフリー交流会が開催されました。

この取り組みは、人を大切にする中小企業として地域に安心感を広げようというコンセプトのもと、障害者自立応援委員会が主催したものです。

当日は心配されていた朝の雨も上がり、支援学校の生徒や家族、先生方を含め152名が参加しました。会場内では仕事体験や模擬店での買い物、食事を楽しむ姿が見られ、会員企業の社員の皆さんによる音楽ライブも行われました。

支援学校の生徒や親御さんからは、「部品組付けの仕事を体験したが、来年は違う仕事に挑戦してみたい」「枠をはめず、子どもの意欲を育てたい」などの声が聞かれました。こうしたことからも、この交流会が子どもたちの可能性を見出す機会にもなっていることがうかがえます。

部品のバネ組みに挑戦

生きる意欲を学ぶ

同友会でいう社員との「共育」において、これまで私は「教え育む」「高い立場で指導する」という姿勢で社員と接してきましたが、この交流会を通して、「共育ち」は教え育むものではなく、共に育むものであることに気づかされました。

2011年から始まったバリアフリー交流会は、今回で13回を数えます。この交流会は、障害のある人と出会い、生きがいを応援する場、生きる意欲を学ぶ場でもあるといえます。目を輝かせ作業に取り組む子どもたちの姿は、私たちに働くことの楽しさや喜びを改めて伝えてくれます。

障害を持つ皆さんの一生懸命な姿に、私たち経営者が学び、共に働く機会をつくる機運にもしたいと思いました。この取り組みが、人間尊重の経営を目指す同友会の活動の1つとして今後も継続されることを期待しています。

(株)ぱる  味岡 勝則