活動報告

共同求人委員会「豊かな職業観を育む」(4月24日~25日)

合同企業説明会を開催

自分でなければならない理由を探す学生たち

166名の学生が来場

4月24日~25日に開催した合同企業説明会には会員企業94社が出展し、166名の学生が来場しました。

最近の就職活動は、インターネットで志望企業だけを検索し、1dayと呼ばれるインターンシップに参加して就職先を決めていく流れが主流になっています。また、5月1日時点の2020年春卒業予定の大学・大学院生の内定率(内々定を含む)は51.1%と発表されましたが、この会社でなければいけない、自分でなければならない理由を求めてまだ活動している学生もいます。

ネット上での就職活動は手軽で便利な反面、就職後のミスマッチによる離職にも繋がりやすく、「新卒」として社会人になれるたった1回のチャンスを逃している可能性もあります。

働きたい企業や出会い7割が「あった」

一方で、実際に学生と向き合える合同企業説明会では、学生がなかなか集まらず、企業側の苦戦が続いています。そうした中、同友会では参加企業が同じ志を持つ仲間同士であるため、学生に合った企業を会員相互に紹介し合うことを強みとして、学生にとって納得できる就職活動ができています。

親身に就職活動の悩みが相談でき、アドバイスをもらうことで「モチベーションを上げられた」と学生からは前向きな感想が聞かれ、来場した学生の7割は働きたい企業を見つけ出し、就職活動をする上で大きな出会いがあったといいます。

大学でも課題となっている「若者の職業観」を育むためには、就職を意識する前の段階で、「何のために働くか」をインターンシップや講義を通じて伝えることが必要です。同友会では、学校と連携しながら働く意味を問う場をつくり続けていきます。

5月・6月は参加企業を分け、もっと学生に寄り添える合同企業説明会を企画しています。会員企業の皆さまもぜひ見学にお越しください。