活動報告

第20期役員研修大学 ガイダンス(4月15日)

「同友会理念」の体現者
~学んで実践、語り部に

高瀬 喜照氏  (株)高瀬金型

主体性と具体性について語る

運営の役員ではない

同友会の役員は「同友会理念の体現者」として、企業と同友会を不離一体で発展させていく大変重要な存在です。主体的に同友会で学び、自社実践をもとに支部・地区で「語り部」となることを目的として、第20期役員研修大学が開講されました。

報告者の高瀬喜照氏は、「同友会役員は会運営のための存在ではない」と強調します。同友会は、企業経営を通してより良い社会をつくる運動を行う場所であり、その運動を推進する役員として行うことは、報告から学び、自社実践し、自ら報告するという「学びのサイクル」の中で、自社を良くすることです。

そのためにも研修大学の各講座の実践報告を、「あの人だからできる」と考えずに、自社に置き換えながら聞くことや、わかったつもりにならず謙虚な姿勢で取り組むこと、グループ討論では自分の言葉で語ることが、学びを深めるコツだと話しました。

大切なのは具体的な行動

そう話す高瀬氏も、初めから同友会運動に確信を持って活動していたわけではないといいます。社員との信頼関係の構築に悩んでいたころ、たまたま参加した労務労働委員会で同じ悩みを持つ人と話し合い、実践と失敗を繰り返す中で経営者としての感性が磨かれ、次第に「人間尊重の経営」が実感として芽生えました。

「目的(理念)」は、具体的な「目標」を1つずつ達成することで深まっていきます。企業経営でも同友会活動でも、具体的な目標を立て行動に移すことで、もやもやとしていた目的が明確になっていきます。

最後に、研修大学で主体的に学び、実践をする中で、自分の変化や同友会の良さを感じてもらえるのではないか、と話を締めくくりました。