活動報告

中部経済新聞 ― 新春座談会

多様化する働き方
~中小企業の人材育成

森岡愛知県副知事を招き座談会を行う

森岡愛知県副知事を招き座談会を行う

15年目を迎える

報道部の主催で新春座談会が開催されました。これは2003年から毎年恒例となっているもので、中部経済新聞の新春号に掲載されています。

今回は「中小企業における人材育成の重要性」をテーマに愛知同友会会長の加藤明彦氏、同代表理事の佐藤祐一氏、愛知県副知事の森岡仙太氏の鼎談が行われました。

昨今、多様化する働き方に合わせた職場環境づくりが求められています。そうしたなか、中小企業では人材育成に多くの課題と困難があり、格差拡大の一因になっていると言われています。この社会的な背景に鑑み、人手不足に悩む中小企業にとって、長期的視点に立って企業に貢献できる人材の育成が急務であることが話し合われました。

人が集まる魅力ある会社

加藤会長は、今後は、会社に魅力がないと人が集まらなくなることを強調。同友会で学んだ人間尊重経営によって、社員が成長し、社員が成長した分だけ会社が成長することに気付いたといいます。社員の個性を生かした人間尊重の経営が会社の経営理念に入っていれば、魅力ある会社づくりができると語りました。

佐藤代表理事は、これまでと同じことをやっても同じ効果が得られない「非連続」の時代に入っていると説明します。そんななか、愛知同友会では「同友会らしい先見企業づくり」をテーマに掲げ、社員の生きがい・働きがいを中心に置いた経営に邁進していると話し、その活動を紹介しました。

森岡副知事は、愛知県はまだまだイノベーションが起き、大きなビジネスチャンスがあること。人口も自然・社会増を続けるまれで恵まれた地域であり、核になる基盤産業がしっかりしているので付随する産業も共に豊かになると語りました。