活動報告

報道記者との情報交換会(7月3日)

景気は足踏み状態
~二極化と人材確保の狭間で

調査結果の背景を意見交換する

不透明感は増す一方

17回目の記者との情報交換会が、新聞社4紙の記者と愛知同友会から、宇佐見報道部長や吉田副代表理事ら8名の参加で開催され、5月末景況調査と夏の賞与アンケートの結果を報告しました。

まず景況調査報告では、資金繰りが窮屈で、雇用動向で人手不足は変わらないままであることが伝えられました。また先行きでは、名古屋駅周辺の再開発が終了し、東京五輪やリニア開通までは中だるみするのではないかと予想されています。

6月末に行われた「夏の賞与調査」では、正社員数によって賞与額が二極化していること、また製造業とサービス業以外では前年比で減額していることが報告されました。

転職していく社員もいるなかで、賞与額を上げざるを得ないこと、また見通しが不透明なところもあり、期末で決算賞与という形で支給しているという、現場の声が伝えられました。

他の地域に比べると、名古屋市周辺の景気は良いほうだといわれ、多くの企業や店舗の支店が開設され始めているといいます。そうしたなか、特定の資格を持つ社員に高待遇な条件を提示する会社が現れるなど、人材確保は多くの企業で急務となっています。