活動報告

名古屋市条例推進協議会(8月22日)

地域づくりの鍵
~地域学習会(北第2地区例会)

地域や行政との連携活動を考える

先進事例に学ぶ

名古屋市条例推進協議会主催、北第2地区設営で行われた今回の地域学習会には、3月の学習会に引き続き、京都同友会のシスポート社長、米田明氏をお招きし、75名が参加しました。

米田氏は、名古屋市と同じく政令指定都市である京都市における、同友会と各行政区との連携活動の事例を紹介。行政区に対応する支部が区役所に積極的に働きかけ、地域を意識づける取り組みを行っていった結果、当初は限定的だった活動が徐々に拡大し、現在では11の行政区全てで交流が広がり、同友会と行政が共に地域づくりに取り組む土壌ができてきたといいます。

地区所属問題の解決に向けて

米田氏は、同友会「3つの目的」の総合実践の中で地域活動を位置づけ、個社がそれぞれ発展するとともに地域から認知・評価され、地域と各社の発展につながることを指摘しました。また、活動の主体者は同友会会員と各地域の組織であり、特に大都市においては、会員の会社所在地と所属組織の関係についての課題解決に取り組む重要性を提起しました。

例会後半では、名古屋市条例推進協議会より木全哲也氏が問題提起を行いました。京都市も名古屋市と同様に地区所属問題を抱えながら、地域活動を徐々に進める中で解決を図ってきている事例から学び、愛知・名古屋で現在実践している「こどもおしごと体験」や港区地域研究会などの様々な活動を通じて会内外の関係構築を進め、長期的に取り組み続けることが、地域づくり運動の重要な鍵であると述べました。