調査・研究・提言

2014年インターンシップ
学生91名(20大学)、受入企業39社

社会で働く意義を学ぶ
~学生91名(20大学)が39社と事務局で研修

キックオフ/8月18日 修了式/9月1日

修了証を手にする研修生のみなさん(9月1日修了式)

17年目を迎えて

今年で17年目を迎える同友会のインターンシップ研修が開催されました。インターンシップの主旨や形態が多様化する中で、同友会のインターンシップ は「社会に出る意味、働くことの意義を学ぶ」「地域の若者を育てる」場として取り組んでおり、同友会と大学との連携も進んでいます。今年も愛知、岐阜の 20の大学・短大から91名の学生が、会員企業39社と同友会事務局の計40事業所で研修に取り組みました。

初日のキックオフでは、まず学生実行委員が研修体験を報告。自分が働くことに何を求めるかが見えてくる等、研修で得た学びを伝えました。

続いて知立機工の豊田弘氏より「まち工場のオヤジからのメッセージ」と題し報告。豊田氏は「働くとは自分にできることで世の中へ働きかけること、自分のできることに生きがいを見つけられることであり、突き詰めれば生きることは働くこと」と働くことの本質を提起。

また「社会に出れば答えは1つではなく、答えを導き出す方法もいくつもある。自ら考え、気づくことで人は成長する。目的を持っていきいきと生きてほしい」と研修生へのエールを送りました。

鋳造工程の説明を受ける研修生(谷口鋳工)

人としての土台づくり

研修最終日に行われた修了式では、学生を代表して4名が、学んだことを発表しました。

「仕事は相互の信頼関係を築くこと。まず利他を考え、感謝、謙虚さ、思いやりを忘れずに人としての土台を盤石なものとすることが、よい仕事につなが る」「働くことは辛いイメージしかなかったが、皆が支え合い、それが周りを思いやる力となり、自分から気づく、行動するといった自主性に変わる。働くこと の素晴らしさを身をもって感じた研修だった」など、働くことの意味をしっかり学んだ心強い発表が聞かれました。

最後に、北川共同求人委員長より「自分はどうなりたいのかを探すことは前向きなこと。研修での学びを生かし、今後、豊かな人生を歩んでほしい」とまとめの言葉があり、閉会しました。