調査・研究・提言

2015年インターンシップ
学生82名(13大学)、受入企業41社

キックオフ 8月17日
修了式 8月31日

「共育」の理念を地域へ
~学生82名(13大学)が40社と事務局で研修

修了証を手にする研修生のみなさん(8月31日修了式)

修了証を手にする研修生のみなさん(8月31日修了式)

18年目を迎えて

8月17日から31日までの日程でインターンシップ研修が開催されました。

愛知同友会のインターンシップ活動は、「インターンシップを採用の手段としない」「学生は、アルバイトでも新入社員でもない研修生」の2本の柱に沿って開催してきました。18年目となる今年度も、「社会に出る意味」「働くことの意義」を自らの体験によって確信できる研修にすべく、取り組みを継続し、愛知の13の大学・短大から82名の学生が、会員企業40社と同友会事務局の計41事業所で研修に取り組みました。

農場での実務作業を体験(椿園)

農場での実務作業を体験(椿園)

初日のキックオフでは、学生実行委員と、受入企業を代表してメーナントーヨー住器の神谷文崇氏がパネル討論を行いました。

実行委員からは、昨年度のインターンシップでの経験を通じた働くことに対する考え方の変化や、まさに就職活動まっただ中で「インターンシップでの学びを就職活動にどう生かしているか」を報告いただきました。

「一足先に経営者や働く社員と接することで、自分を見つめ直せた」「自身の強みを磨く機会を得たことで、納得いく就職活動ができた」などの意見が発表されました。

神谷氏からは、インターンシップという場が社員の成長に繋がっていること、社内が一丸になったことなどが話されました。また、「働く上で、人として当たり前のことを当たり前にしてほしい。経営者の想いである理念をつかみ取り、本質を見極める目を養ってほしい」と研修生へのエールが送られました。

フィルム加工機の調整作業を体験(アジアハイテックス)

フィルム加工機の調整作業を体験(アジアハイテックス)

問題を課題に変えて

各社での2週間の研修を終えた最終日、修了式では学生を代表して4名が、学んだことを発表しました。

「仕事を辛くするのも、楽しくするのも自分次第。やりがいや達成感を得るため、精一杯頑張りたい」「問題を問題と捉えず、課題に変えて乗り越えていくことが必要。自分に足りない部分も多く感じた2週間で、得たものは大きい」など、各々が働くことの意味をしっかり感じとれた発表がなされました。

最後に、加藤輝美理事より「この2週間で終わりではなく、生きること、働くことを意識し、どんなことにも失敗を恐れずチャレンジしていってほしい」とまとめの言葉があり、閉会しました。