活動報告

東尾張支部経営者の集い「同友会の本質を学び実践」(5月22日)

自主的な行動が自身や会社を変える

小川 康則氏  (株)北斗

改めて同友会についての理解を深める

同友会とはどのような団体か

東尾張支部経営者の集いでは、一宮地区会員で北斗の小川康則氏を報告者に迎え、ゲスト11名を含む111名が参加しました。

同友会は自主的・自立的な団体であり、自社の発展のために会員自らが学び・実践しています。経営者個人が所属しているため、講師と生徒という関係ではなく、自社の経営体験報告を通じて互いの経験と知識を交流し、謙虚に学び合えることが同友会の特徴だと小川氏は語ります。

他の中小企業団体が会勢の伸び悩みを見せる中で、同友会は現在も会勢を拡大させています。小川氏はその理由として、同友会は人間尊重の経営という考えに基づき、CSRなど近年当たり前になってきたことに昔から取り組んできたこと。単なるノウハウを学ぶのではなく、経営者として資質が磨かれることに同友会の魅力があると、同友会での出会いで学んだことを交えて話しました。

何を大切にすべきか

中古車販売業で起業した小川氏は、会社を経営する中で手に入る情報から地域の困りごとを把握し、現在は建設・不動産・介護・美容へと事業を展開しています。それは自身の経営観として地域で人の役に立ち、必要とされることを「業」とするという思いを持っているからです。そして、仕事にはビジョンを持って取り組むべきであり、社員とビジョンを共有するためには経営指針が大切だと語りました。

少子高齢化や人手不足など、中小企業を取り巻く環境は厳しくなっていますが、そのような状況であっても、経営者として情勢分析をきちんと行い決断しなければなりません。また、自社だけでは解決できない問題については、同友会の仲間だけでなく地域と協力することが大切だと参加者に呼びかけ、報告を締めくくりました。