活動報告

名古屋第3支部例会「地域における三方よし」(5月22日)

中小企業は地域のインフラ

高橋 政彦氏  (株)高橋技建
丸澤 敏宏氏  名古屋市地域振興課
山本 晴奈氏  名古屋市コミュニティサポーター
横井 れい氏  名古屋市コミュニティサポーター

地域コミュニティの重要性を学ぶ

地域と中小企業の役割

名古屋第3支部主催、名古屋市条例推進協議会の協力で開催された今例会には82名が参加し、地域とは何か、中小企業が地域と関わることにどんな意義があるのかを学び合いました。

冒頭、3名いる条例推進協議会代表のうちの1人である高橋政彦氏より、地域における中小企業の役割として、地域経済循環を担い、地域住民の暮らしの安心・安全に貢献し、地域行政などと連携して共に地域づくりを行うことがあると、地域と中小企業を考える視点の問題提起がなされました。

次に、名古屋市市民経済局地域振興部地域振興課・主査の丸澤敏宏氏より、町内会・自治会などの地域コミュニティの役割・重要性(行事・イベント開催、防災・防犯活動、住みよいまちづくり活動など)と、現在それらが非常に疲弊している現状が紹介され、同友会に対しては、各社と地域・行政が連携して課題に取り組み「三方よし」を実現していくことへの期待が述べられました。

防災や場の提供など身近なことから

また、市役所職員として地域活動の支援を日々行っている、名古屋市の「コミュニティサポーター」の山本晴奈氏と横井れい氏が地域活動の事例の数々を紹介。会社としての地域への関わり方として、地域防災や消防団への協力、事業内容を活かした専門的な相談、カフェや朝市などに使う場所の提供などを例として挙げました。

グループ討論では、地域あってこその自社であることの確認、地域の困りごとが関わっていくきっかけになること、地域に自社の良い認知を高めることで自社発展につながる、まずは身近なことやできることから地域に関わっていきたい、などの意見が出されました。

参加者にとって、経営課題として地域社会を意識し、地域に関わっていく必要性に気づける例会となりました。