活動報告

AICL(仕事づくり研究会)6月26日

自社の進む道

水野 由紀夫氏  (株)リフトニーズ
玉水 隆樹氏  スペースシステムズ(株)

本業強化を軸に新展開する事例を聞く

20名が参加した6月のAICL例会では、昨年新たに加入したメンバーの中から、リフトニーズの水野由紀夫氏(熱田第1地区)と、スペースシステムズの玉水隆樹氏(西第2地区)が、自社事業について報告しました。

信頼関係を生かし新サービスを提案

リフトニーズはフォークリフト関連事業が売上の大部分を占める会社で、フォークリフトのメンテナンスや部品販売が中心です。リフト業界・顧客との信頼関係構築を重視し、ネットワークを活かして適正価格での部品販売を強みとしています。

また、毎年新商材・新サービスを展開し、取引先を分散化することで、リスクヘッジと常に新しい仕事づくりを行っています。

水野氏は、「新しいニーズを掴む要点は挑戦心・情熱と、ビジネスとして成り立つかを検証する冷静な目を併せ持つこと」だと語りました。

成長分野を見極め開発と開拓を続ける

スペースシステムズは、立体物に印刷できるパッド印刷や、多様な素材に印刷できるスクリーン印刷という「特殊印刷」の機械の製造販売を行っています。

これら特殊印刷の機械を製造ラインに組み込めるようにしたり、多方向・多色印刷を可能にする多軸ロボット機を開発したりすることで、システム化・自動化といった顧客・市場ニーズに応えています。

玉水氏は「印刷業界全体は縮小しているが、特殊印刷は増えている」と業界動向を分析し、短期から長期を見据えて市場の開拓と新製品開発に取り組んでいるとのことでした。

どちらの会社も本業の強みをさらに伸ばすことを基本に新しい仕事づくりに取り組んでおり、興味深い事例報告でした。