活動報告

広報部員がお邪魔します(96)2022年11月1日

ゆるいけど、やるコトやってる会社

(株)Quiet  浅井 秀雄氏(岡崎地区)

開放感あふれるオフィスで浅井氏(左端)を取材

同友会で愚直に学び、実践

西三河支部広報部員は岡崎地区のQuiet(クワイエット)を取材し、浅井秀雄氏と社員の皆さんに話を伺いました。同社は保険代理店として創業7年目、岡崎で事業を行いながら、様々な地域活動を積極的に行っています。

もともと違う業界にいた浅井氏は、保険事業で独立開業したものの、当初は会社経営に悩みながらの事業活動でした。そんな時、知り合いの経営者から同友会を紹介され、指針経営を知り、「ぶれない経営者になりたい」と入会。例会では必ずひとつは学びを自社に持ち帰ることを愚直に実践しています。

モットーは「業界の常識は異業種の非常識」「文化や風土は小さいほうが作りやすい」で、社員も個性豊かです。タレント事務所に所属している社員、事務所内に専用スペースを作り、リラクゼーション事業を始める社員など、スラッシュキャリアを推進しています。また動画サイトやSNSで会社の雰囲気を積極的に配信しており、社員の皆さんが生き生きと仕事をしていることが伝わり、採用にもつながっています。

同友会で学んで実践を繰り返し、社内外での信用と信頼が深まり、社員が主体性を持って取り組む社内風土もできました。また、指針書を常に持ち歩き、気づいたことがあればすぐに書き込んで、ブラッシュアップを続けています。

未来を創造する会社を目指して

公園をイメージした事務所は、地域に根差す地元企業を目指して地域に開放し、非常食も完備しています。昨年には岡崎市との共催で「ぼうさいクエスト」を開催し、1000名を超える参加者を得て地域とつながることができました。

今回の取材を通し、同社には未来の中小企業が目指すべきあり方のヒントがちりばめられており、愛知同友会の2022年ビジョンで掲げる「地域未来創造企業」の1つの姿ではないかと思いました。

(株)イーケン  田中 謙吾