地域活性化委員会2月19日
みんな集まろう!商店街4商店街の会員がパネル報告

商店街の抱える課題は地域社会生活や都市生活の課題であり、街全体の課題です。今回初めて各商店街で頑張っている会員が一同に会し、それぞれの抱える問題点や今後の展望を報告。30名を越す参加者全員で、交流と意見交換を行いました。
ファンづくりやマスコミを活用して
後藤氏は「お客さんはスーパーで必ずしも満足していない。独自な魅力と価値あるプライス」との自社努力から「補助金頼みでなく、自立した姿勢が重要であり、現場対応の知恵を」と発言。岡地氏は「若者がマップを作ったり。ボランティアやおみこしをかつぎたい人は大勢いる」と商店街のファンづくりの取組みを紹介。同じ商店街の坂尾氏は「日泰(タイ)寺の縁起からエスニックでレトロな街づくり。地域人脈を活かした専門家のネットワーク力の活用やマスコミ演出」等について語りました。
地域貨幣の活用課題も
坂田氏は「商店街は問題点ばかりでなく、文化資源や立地などプラス面への展開を」と現状から問題提起。また中野氏からは「地域の中だけで買物できる商品券や地域貨幣への取組みの検討」が紹介され、注目を浴びました。さらに、京都西新道錦会商店街見学での地域客層分析による営業戦略や、今の流通業界の状況にも踏み込んだ討論も行われました。「高齢化社会を迎える中、買物の場、コミュニティや防災・治安、文化の核、都市の顔としての商店街の課題は、私達すべて地域全体の課題です。商店街経営者同士の交流や仲間の輪を増やしていきましょう」と田中地域活性化委員長がまとめを行い、閉会しました。
【パネリストの皆さん】
(1)大須商店街後藤康文氏(中区大須地区)
(2)覚王山商店街岡地耕治氏(千種地区)坂尾孝子氏(千種地区)
(3)西円屯寺商店街坂田信子氏(西地区)
(4)豊明御崎商店街中野幸夫氏(緑地区)