三河支部例会(4月14日)
独創的企業家の発想これって同友会理念そっくりじゃん!
横山博一氏(株)プロトコーポレーション・社長(中古車情報誌「GOO」発行)

今年度第1回の三河支部例会は中古車情報誌『GOO』で有名な(株)プロトコーポレーションの横山博一社長に講演をしていただき、中小企業にとって必須となる企業家の姿を明らかにしていただきました。横山社長は「早く一人前の社会人になりたい」との一心で高校卒業後、家業(自動車部品製造)を手伝います。しかし自分の一生の仕事としてどうかについて自問自答します。結果、夢と志を抱いて27歳で独立。現在年間130億円の売上となり、将来1000億円の売上をめざす会社をつくりあげました。
コミュニケーションなしでは理念は活きない
横山社長は「経営理念がなければ企業ではない」と言い切ります。社員に何をやってほしいのか、どんな人間になって欲しいのか、そして会社のめざしていることなど創業以来5年間、毎月の給料日の前夜、14名の社員に手紙を書いて渡してきました。つまり、コミユニケーションがあってこそ企業理念が活かされ、社員の士気が高まり、人生観を共有していくプロセスが生まれてきたのです。「このことが大切である」と自信を持って語られました。
今、求められるのはデジタル的要素
もうひとつは「人間は想像したことはできる」「自分のやりたいことはできる」という前提としてめざすべき姿や夢、目標を常に明確に持ちつづけることが、重要だということです。「自分がどうしたいか」「どこをめざすのか」「やるべきコトとやってはいけないコトはなにか」を明確にすること。そして現在から目標を見るのではなく、目標から現在を見つめなおし、想像し、計画することが大切だと語ります。現代の経営者にはアナログでなく、デジタル的要素(0か1か、イエスかノーか、決断力)が要求されるとも言われました。経営者の心のあり方を教えられました。
(有)豊和事務機水野寿朗