どうゆうき


▼3回目のインターンシップが今年も8月28日から9月8日までの2週間にわたって行われ、50名の学生が参加しました。受入も3年目ともなれば、運営がスムーズに改善され、より充実した内容で取り組めたと思っております。私達経営者としては一時的な体験や単位かせぎのインターンシップであってはならないと思っており、このインターンシップを通して、企業を見る眼を培い、今後の就職活動に役立ててほしいと思います
▼さて最近発表された労働白書では、少子・高齢化が一層進展する中で、雇用の「ミスマッチ」による構造的な失業問題を改善していくためにも、若年者の正社員としての就業を促進するとともに、若年者と中高年が能力をお互いに補完しあう「ベストマッチ」の仕組みを構築する必要があると指摘しています。またこの白書では構造的失業の増加要因を若年者の就業に対する目的意識の低下であると分析しており、この15年間に約3倍の150万人ものフリーターが生まれているのも、就業の目的意識の低下が要因ではないのかとしています。その解決策の一つとして就業体験できるインターシップの促進があげられていました
▼これからの日本が、より国際的な人材を育成するためにも、高校・大学教育はもとより、産学一体となる欧米型のインターンシップが必要になってくるのではないかと思います。人材こそ日本の財産でなければ、とても21世紀は豊かな社会にならないと思います。学級崩壊から始まって、今後「就業崩壊」にならなければよいがと思います。

副会長竹内郁雄