第16回社員教育活動全国研修交流会(熊本11月16・17日)
人間力あふれる企業
第16回社員教育活動全国研修交流会が11月16・17日熊本市で開かれ、26同友会と中同協から121名が、愛知からは4名が参加しました。メインテーマ「人間力あふれる企業めざして〜21世紀の豊かな社会をつくる人材を」にそって、1日目はパネルディスカッション「わが社の経営戦略と社員教育」、2日目は事例報告「高校と同友会が協力した人育て」を中心に学びあいました。パネリストは、書籍『共に育つI』(93年中同協発行)の中で社員教育の実践が紹介されている、木野口功氏((株)アイワード社長・北海道)、宮崎由至氏((株)宮崎本店社長・三重)、大橋正義氏((株)大橋製作所社長・東京)の三名で、出版後七年間の変化に触れながら、自社での社員教育の実践を語られました。
●人生の達人たちに触れて和田富夫(株)有人社
交流会ではいろいろ学びました。一つは社員教育の大切さと、いつやるのかです。具体的な計画と目的がないとなかなか出来ないものです。人間が人間となる教育の一つが社員教育です。そこでの経営者の役割は重要です。経営理念の堅持と方向性を一致させること、社員が成長でき、元気になる仕組みづくり、そして、働くことの意味を理解し、人の個性を認め、尊重できるような社員づくりなどです。二つめは、同友会の社員教育の考え方は「共育ち」の考え方です。社員教育を一生懸命やることは、「社長教育」をやることにも通じているのです。同友会の三つの目的は三位一体ですが、そのポイントは社長自ら変わることです。その意味からも社員教育イコール社長教育(社長の成長)であり、同友会の三つの目的の総合なのです。三つ目は、今回のパネリスト三人は人生の達人であり,何気ない言葉の中に、人生を大切に生きている達人たちを感じました。同友会の会員がめざす一つの境地は同友会の運動の難しさを思い、人生の達人になることだと感じ、帰ってまいりました。