どうゆうき

▼20世紀における世界的な資本主義の発展は、地球規模での環境問題の課題を21世紀に残しました。このグローバルな視点から、今年度の愛知同友会の活動方針と「99同友会ビジョン」の2つの旗印、「自立型企業づくり」「地域社会と共に歩む中小企業」との関係を考えてみると、なおさら中小企業の果たす役割は、大きなものがあります。また各社が「人間尊重」に基づく経営理念の中にこの環境問題を位置づけ、価値観を社員と共有する必要があるでしょう
▼当社の理念は、「地域から地球へ〜地球クリーニング」であり、善循環型社会の実現をめざすというものです。当社の事業そのものが社会的な有用性を持ち、地域社会に貢献できる企業としての存在価値をめざしています。また自社が存在することに対し社員自身が誇りを持てるような企業づくりを行っています。デフレ経済の下、善循環・適正処理が価格に反映させられるような自立型企業、そして循環型社会経済システムづくりが当社のめざすべき方向です
▼今後、企業の存続・発展の前提条件は、「地域社会からあてにし、あてにされる」関係づくりです。環境にクリーンな企業かどうかが地域での評価基準になっていくことは間違いありません。地球の環境汚染が深刻さを増し、環境保全型社会への転換が求められる昨今、私たち中小企業家にとって、環境問題は避けては通れないテーマです。地域社会になくてはならない積極的なオピニオンリーダーとして、地域社会とともに歩む企業と同友会を共にめざしていきましょう。

副代表理事平沼辰雄