第3回新会員オリエンテーション(9月29日)
『生きる勇気を持ってお帰り頂ける事務所』
立木勝義氏名古屋北法律事務所・事務長(名古屋支部・副支部長)
法律事務所はサービス業
今年度3回目の新会員オリエンテーションは、38名(新会員19名、会外3名)の参加で開催され、立木勝義名古屋副支部長からの体験報告を聞きました。名古屋北法律事務所は、名古屋では数少ない「共同経営事務所」です。弁護士の売上はすべて事務所の帰属となり、経理を公開。弁護士にも事務員にも給与が支払われる珍しいスタイルです。同友会で学ぶ中で、「法律事務所はサービス業」と位置づけ、相談しやすい、敷居の低い事務所づくりに取り組んできます。「都合を優先して相談日を1週間先に設定したら、その間に相談者は自殺するかもしれない。うちの事務所では、すぐに来ていただき、『生きる勇気を持ってお帰り頂ける事務所』『人と地域から信頼を』が経営理念です」と立木氏は語ります。
計画があって、初めて夢が叶う
2年前、それまでの名駅の事務所から独立し、北区に今の事務所を立ち上げます。「私たちは相談者のための事務所をめざし、相談者に近い場所に事務所を構える必要があったのです」と語ります。また、事務所として長期計画も持ちます。5年後に何名の事務所にするか、そのためには売上は幾ら必要か、どれだけの仕事をしなければならないか。「そういう計画があって、初めて夢が叶うんです。そのために同友会に入会して学んでいるのではないですか」と立木氏は問いかけました。新会員からは、「初めて参加したが、自分のためになる気がした」「社長になって半年。悩みを話せる場にめぐり合えた」などの感想が寄せられていました。
【事務局・井上一馬】