選挙に行こう(13)
私たち世代の責任として
村上秀樹村上電気工業(株)
世の中は変わる
7月に参議院選挙が行われる。愛知同友会では政治に関心を持ち、国政の場に私たちの真の意見を代表する議員を選ぼう、その為にも選挙に行こうと訴えてきた。金融アセスメント法制定運動の中、私たちの声で金融政策の方向が変わり、「リレーションシップバンキング構想」や、「金融検査マニュアル別冊」(中小企業融資編)の改定へとつながった。自分たちの声が国政の場で結実するという実感を得た。過去のように押しつけられるだけの政策から、政治に政策に関心を持ち声を出すことにより、世の中は変わる。私たちはもっともっと政治・政策に関心を持ち、主張を訴えていくべきだと思う。
韓国を訪問して
話は変わるが、アジア諸国、台湾、韓国と政治がゆれ動いている。台湾では選挙に絡み紛糾しているし、韓国では大統領の弾劾訴追がなされ、さらに4月15日の総選挙に絡みゆれている。(結果、ウリ党が大躍進した)3月に韓国の大統領弾劾訴追が可決してから、韓国を訪問しこの目で見てきたが、市庁舎前の広場に若者や市民が訴追反対の大規模なデモを整然と行っていた。話に聞くと、インターネットや携帯電話で若者たちが呼びかけあって参加したという。ちょうど、日本の1960年代の若者たちと重なるところがあった。今日本の若者たちに韓国の若者のこんな行動を要求するのは無理だろう。政治に無関心な世代をつくった責任は、私たち50〜60代にある。だからこそ私たちが今一度声を出し、「政治に関心を持とう」と訴え、行動する時である。時代は変わっても、国の主人公は私達国民である。国民の権利と義務として選挙に行こう。