岡崎信用金庫との懇談会(岡崎信用金庫本店にて)
5月10日
「リレバンは皆さんの運動の成果です」
金融アセスメント法推進の一環として、今進められているのが地域金融機関との懇談会です。5月10日、岡崎信用金庫との懇談会が岡崎信金本店で行われました。岡崎信用金庫からは酒井雅幸常務理事(総合企画部長)、朝日伸一氏理事(営業統括部長)など6名が、愛知同友会からは佐々木会長と地元三河支部の杉浦支部長、徳升幹事長など6名が参加しました。懇談では、リレーションシップバンキングの機能強化への取り組み、金融アセスメント法推進への理解、そして中小企業家への要望などで意見交換を行いました。信用金庫側からは、「リレーションシップバンキングの機能強化は、まさに地域金融機関のあるべき姿であり、銀行の最大の役割は、きちんと貸付を行うこと」との発言がありました。さらに同友会の金融アセスメントの推進については、「先のリレーションシップバンキング機能の強化などは、まさに同友会の運動の成果」との評価が金融機関側から出されました。経営者への要望は企業の経営状態など、金融機関とのコミュニケーションをとりながら、連携を深めて欲しいとのことでした。今後も地域ごとに懇談や連携の場をもつことを確認し、閉会しました。
◎碧信・岡信との懇談会に参加して
着実に変わる金融機関
徳升忍三河支部幹事長
4月12日の碧海信用金庫に続いて、5月10日の岡崎信用金庫との懇談会にも参加させていただきました。懇談の数日前、NHK教育「21世紀ビジネス塾」で「金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)」改訂の意味についての放映を見ましたが、確かに信用金庫の地元中小企業への対応は変わりつつあります。酒井常務の話からも、金融庁が指導する「リレーションシップバンキングの機能強化に関するアクションプログラム」や「金融検査マニュアル」に積極的に取り組んでいる姿勢が伺われました。同友会の金融アセスメントへの取り組みやその経緯について、新聞やテレビなどから実によく情報を得られており、社交辞令とも思われるほど、過分に同友会を評価をしていただいたことは、今後の私達の運動を進めていく上で励みにもなりました。金融機関は着実に変わりつつあります。しかし、一方で私たち中小企業家はどうでしょうか。決算書の公開や経営指針の成文化など、今まで以上の自助努力が求められていると思います。「中小企業は弱者である」という後ろ向きの意識を払拭できず、努力を怠っている企業も少なからずあるのでは、という指摘には、私たち経営者側にも多くの課題があることを痛感させられました。