どうゆうき

▼愛知の青年同友会が今年創立35周年を迎える。かかわられた皆様に、厚く深く御礼申し上げます。この歴史が築かれた原点には同友会理念の存在があるが、広く深い内容を持っている同友会理念は、さらに追求し深めていかなければならない
▼この理念を根源とし、年齢別組織で編成された青年同友会は1970年に32名で誕生、「時代に応じて進化」し続けてきた。1973年に兵庫で開催された「第1回青年経営者全国交流会」は、兵庫・愛知・福岡の3つの同友会に所属していた青年の志を持った会員が有志で企画し、結果、5つの同友会から30名が集い、成功させた。「若者の志」を感じる
▼昨年は比較的年齢の若い会員で「2010ビジョン」の作成に挑戦した。「99ビジョン」の検証から討議を始めたが、最初は愚痴ばかりになった。「99ビジョン」の旗揚げから今日まで困難な経営環境の中にあり、その実現をめざす上で計画的・戦略的な活動は不充分だったかもしれない。しかし、得た財産も大きい。「自立」「地域」という旗印が不変であること、2500名をこす会勢になったこと、また金融アセス制定運動は奇跡ではなく、現実であることなどである。そして次の時代は「更なる飛躍」の時代である
▼青年同友会と新ビジョンづくりにかかわり、わかったことがある。「若者の志が更なる飛躍を生み出す」、つまり「次代を創る」ということだ。新ビジョンは、中小企業家魂を込めた数年後の率直な夢である。「中小企業が光を」放ち続けるためにも、青年同友会の発展と新ビジョンの推進は車の両輪なのだ。

青同連協代表 山本靖也