名古屋支部役員会
1月26日
これからの同友会〜社会との関わりを深める
名古屋支部では、1月26日の支部役員会で「金融アセスで地域が、金融機関が、そして、中小企業が変わった」(金融アセスビデオ)を見て、「これからの同友会〜社会との関わり」を深めました。ビデオを見た後、政策担当の木全哲也氏(副支部長)より、「金融アセス運動」の経緯や成果、そして、「中小企業憲章制定」の運動につながる課題が提起されました。
愛知からスタート「金融アセス」の運動
(1)1999年に、金融機関による「貸し渋り・貸し剥がし」を解決すべく、愛知同友会が運動を提起。全国に広がり、各地で旺盛な学習・署名活動と、地方議会への働きかけが行われ、現在、全国103万の署名(愛知13万)と945議会(愛知県下では愛知県、名古屋市を含み39議会)で意見書が採択される。
(2)「金融アセスメント法」(地域と中小企業の金融環境を活性化させる法律)とは、金融機関の地域貢献度および物的担保・個人保証等によらない中小企業への融資努力を評価し公表する制度。
(3)立法には至っていないが、金融アセスの考え方を反映した「リレーションシップバンキングの機能強化」や「金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)」を金融庁が出す。
(4)金融アセス運動は、企業の現場の声を発端に一人一人の運動が日本を動かした貴重な経験。これを「憲章」制定運動に生かそう。
(5)勉強して知識を身につけ、自ら語る事で運動の意味が理解できる。地域経済の担い手の意識を持って勉強し、語り部になろう。
●「金融アセスビデオ」
1部、2部に分かれており各30分。1部では立教大学の山口義行教授がアセス法を平易に解説、2部では同友会会員によるパネル討論で、金融機関と自社の関わりのリアルな体験が報告され、「自社の格付けを金融機関に問い、ランクアップには何が必要なのか」を提唱しています。金融問題等での学習会にご利用下さい。頒価2000円で、ご希望の方は事務局まで。
名古屋支部役員と行政の担当者が「プラン」で意見交換
2月8日の午後、愛知同友会3階会議室で「名古屋市産業活性化プラン(案)」の学習会が行われ、名古屋市市民経済局産業部より安井孝治産業経済課課長を始め3名の方にお越しいただきました。このプランは「名古屋市新世紀計画2010」に基づいた産業立地や新産業・新事業創造を図るための指針(実施05年〜10年)であり、当会の佐々木会長も産業界代表の策定委員として、作成に参画してきたものです。当日は佐々木会長、名古屋支部から加藤支部長、政策担当の木全(副支部長)、吉岡、鳥居、村上の各氏が、また事務局から3名の計9名が参加、2時間余りに渡って意見交換が行われました。このプラン(案)はすでにホームページで公開されており、2月末までに寄せられた意見などと併せて公表される予定となっています。