「経営指針発表会」
4月2日
「みんなにとって良い会社」
アジアクリエイト(株)(豊川地区)
地元役員8名も参加
4月14日、新たに発足した豊川地区の初代地区会長である佐藤邦男氏(アジアクリエイト(株)社長)より「第十七期経営方針検討・発表会」へのお招きをいただき、豊橋地区、豊川地区の役員8名の方と一緒に参加させていただきました。佐藤氏は第5期同友会役員研修大学を修了し、「労使見解」の精神や「共育」の考え方、経営指針の実践などを学び、改めて経営者の役割を痛感します。研修大学終了後、自社での幹部研修に『労使見解』のテキストである「人を生かす経営」(中同協)を活用し、経営理念「みんなにとって良い会社」をまとめました。これまで社内の方針検討会であったものを事前に部門で方針を練り上げ、お互いに確認しあう「発表会」に挑戦されました。
社長を替えるか、社長が変わるか
冒頭、佐藤氏は「会社を良くするには社長を替えるか、社長が変わるかだと言われます。現状で社長を替えるという選択は難しいので、社長である自分自身が変わろうと、同友会に参加して学んでいます」と挨拶されました。次に昨年のまとめと今期の経営ビジョンを発表、「地域や顧客から、『さすがアジアクリエイトだね』とあてにされる社員、会社になっていこう」と抱負を語られました。各部門長の発表では、自社の強みである設計のさらなる技術向上、各部門の横連携(報・連・相)を充実させていきたいなどの方針が語られました。
社員の成長は企業の成長
また、今回は記念報告として、加藤名古屋支部長(エイベックス)より「潜在能力を引き出す、人を活かす経営」と題し、自社の社員共育の実践が報告されました。社員の成長こそ会社の成長であること、一人一人の社員が目標を持って日々の仕事に取り組み、自己の成長が図られる風土を確立することの大切さが語られました。報告後は同友会会員も加わってのグループ討論。「働く意義とは」「みんなにとって良い会社」づくりのために一人一人が何をするか、という2つのテーマで行われました。
「わが社でも発表会を行う」
社員からは「改めて働く意義を考える機会となり初心に帰ることができた」などの感想が出されました。また後日、同席していたグループ会社の幹部の方からは、「わが社でも5月に指針発表会を行う」ということが早速決まりました。佐藤氏の同友会での学びを実践する姿勢に、大いに学ばせていただいた経営方針発表会でした。
【事務局多田直之】