障害者問題委員会
2月20日
障害者雇用企業訪問
(株)西脇蒲団店(西脇良子社長)を訪ねて
元気な笑顔に出迎えられて
西脇蒲団店は業務用のシーツ・寝具のクリーニングを主として行い、知的障害をもつ若者が2名働いています。説明を受けた後、工場を見学させていただきました。入口で搬入された洗濯物を、大きな布で大黒様のように担いだ青年が、「こんにちは」と元気に出迎え、西脇さんが「彼が2人のうちの1人です」と教えてくれなければ、障害を持つ人であるとは分りませんでした。業務用シーツ、ガウンが1枚1枚平らになって出てくる大きな乾燥機が所狭しと並び、自動化が進んでいました。しかし機械から出てきたものの整理は手作業が多く、障害者が働ける環境のあることを実感しました。
就労実習のための『喫茶店こころ庵』
その後、西脇さんがもうひとつの試みとして、知的障害者の就労実習の為に作った『喫茶店こころ庵』へ場所を移して懇談をしました。ここでも1名が実習中です。西脇さんは障害者雇用が中小企業に丸投げ状態の制度に疑問を持ち、大学に通い障害者の勉強をし、機会があれば、雇用の実態の報告していると語られます。同友会の「自主・民主・連帯」をそのまま企業にとり入れ、行動に移している姿に、私も次のステップに踏み込む力を頂きました。
信濃工業(株)江尻富吉