どうゆうき

▼第23回中小企業労使問題交流会が8月3〜4日、香川県高松市で開催され、全国から約200名、愛知同友会から21名が参加しました。高松駅周辺は本四架橋開通後、立派なビルが立ち並ぶ美しい町に変わり、会場はその中にある「サンポートかがわ国際会議場」でした
▼初日は二宮厚美神戸大学教授の「経営指針の作成、確立と自主的な社員の育成」をテーマにした講演が行なわれ、コミュニケーションとは相互理解・合意の獲得であることや経営指針とは、その土台の役割を果たすことであり、人が育ちあう会社づくりには、3つの理性(科学性・社会性・人間性)を発達させることが不可欠であると話されました
▼2日目は地元、香川同友会から2名の労使見解に基づいた経営指針作りに取り組む会員報告がありました。お1人はうどんチェーン店を四店舗展開する34歳の小西啓介氏。小西氏は「今の経営姿勢でも10億の売上にできるがそこまでだ」と言います。同友会に入会し、経営指針を知り、理念共有型の職人集団へと方針を変え「次に報告する時は、売上50億の企業になります」と力強く宣言されました
▼お2人目は、石炭からLPガス・住宅開発企業へと時代変化に適応した三宅昭二氏。元代表理事で、企業を売上30億に育て上げ、人間尊重の経営に徹し、さらなるステップアップをめざしています。両者の労使見解の切り口が見事なハーモニーになり、参加者へと伝わりました。来年の労使交流会は地元愛知で開催されます。全国の皆様に感動して頂けるような交流会をめざしましょう。

副代表理事 新井敏男