かしこい中小企業支援策の活用方法
名古屋支部IT研究会
9月26日
名古屋支部IT研究会は、4月より新連携を勉強してきました。新連携の案件も5件ほど出て、自社の経営に役立つ内容だったと自負しております。しかし国の中小企業施策は新連携だけではありません。名古屋市新事業支援センターより4人の講師を招き、他の支援策の事例や活用方法を説明していただきました。
■ご存知ですか?公的機関の支援策(長谷川プロジェクト マネージャー)
長谷川氏から、中小企業支援対策費は、2526億の国の予算がつけられており、名古屋市だけでも700億の予算があること。この予算は常に使い切っていて、企業経営に役に立つよう中小企業対策費を活用して欲しいと提案がありました。当日配布されたガイドブックには、200近くの支援策が詳細にPRされていますが、まず新事業支援センターに相談すれば、書類の書き方や経営課題に適した支援策をアドバイスしてもらえます。
■その経営では振るい落とされる〜法律改正のウラを読め(平林市場開拓マネージャー)
平林氏からは、新会社法や役員報酬の扱いが変わる法律が施行されるので知っておくと良い事のアドバイスを頂きました。知らないと会社経営がふるい落とされるとのこと。これらの法律のウラを読み、会社を防衛する力をつけることも強調されました。
■経営課題や問題がてんこ盛り〜経営者との悩みの共有(荻須経営担当マネージャー)
荻須氏からは、最近売上減で悩んでいる経営者が多いという体験からの内容でした。この解決策であるマーケティング(市場開拓)は経営者の仕事です。もし、新規開拓をしないと、既存客は5年後には35%しか残っていないといいます。このような具体的数値をデータ―から導き出し、わかりやすく解説して頂きました。
■適確な顧客分析で売上を向上する方法(三宅ITマネージャー)
三宅氏からは、売上を上げるためにIT活用は不可欠であることの話がありました。例えばチラシをまいても反応は1%もありません。これからは、「顧客」から「個客」の考え方をしないといけません。いわゆる個客ニーズをグループ化して、個客満足度をあげないと売上は伸びないということです。そのためのIT活用が不可欠といえます。
例会終了後、講師の新事業支援センターのマネジャーの皆さんとの名刺交換に人が殺到した光景には驚きました。今回、こうした例会に4人ものマネージャーを派遣して頂いたのは、同友会への期待の現れだと思います。このマネジャーの下には、200人以上の専門家が待機しています。今後もお互いにいい関係を保ち、活用できるものは活用していきたいと思います。ご興味のある方は以下にご連絡ください。
【連絡先】