三河支部新春のつどい
自社の存在価値を高め地域を支える企業に
1月19日
日本を支える技と哲学
三河支部では恒例の支部例会「新春のつどい」が催され、約190名の参加者が集いました。今回の目的は、参加者それぞれが新年にあたって同友会理念で目指すものを再確認すること。そして、元気・勇気をもって経営者としての新たな一歩を踏み出せる機会とすることでした。そこで、地元豊橋の(株)樹研工業社長の松浦元男氏をお迎えし、自社の実例を交えて語っていただきました。松浦氏は、企業の目的は金儲けではなく、世の中に新しい価値を生み出し、人に夢を与えること。また、人の持つ可能性を信頼して、人材育成にどれだけ投資するかがカギであると強調しました。
中小企業が目指すもの
そして、自社の実例から3つのポイントを紹介して頂きました。まずは、他にはない技術の開発・研究を徹底して行うこと。2つ目には、管理技術を磨き、高品質で効率的な生産体制をつくること。最後には、自己資本比率の上昇など財務体質を強化し、未来に向けての投資を惜しみなくできるようにしたことです。それから、企業の存続・発展のために経営者に必要な事について触れました。それは、この流れの速い時代の中、環境の変化を知ること。そして、その変化に対応するために必要なことを日々学び続けることです。講演後に、「1日どれくらい勉強していますか」との問いが出され、それによって気付かされた方も多かったと思います。松浦氏の豊富な人生経験の中から出される興味深いエピソード。それらを随所に織り交ぜて頂いたため、とても分かりやすい内容でした。講演後は、輪太鼓の演奏がつどいに花をそえ、後半の交流会では、会員企業の皆さんによる飲食物の出品が好評でした。また、三河支部の会員が一同に会したことにより、地区を越えてじっくり交流できる機会となりました。