「コンピュータ活用Q&A」連載100回
記事に見る情報メディアの変遷
高雄 康宏氏(有)メディアトラスト
スタートは9年前
同友ネット「コンピュータ活用Q&A」が100回目の連載を迎え、とても感動しています。この企画の始まりは、約9年ほど前になります。当時を思い起こせば、「インターネット」、「携帯電話」、「ホームページ」などの言葉が記事によく登場していたのを記憶しています。まだ、インターネットの利用も情報が偏っていた時代で、今のように双方向性も弱く、さらに画像や動画などの利用は、まだまだこれからといったところでした。中小企業においては、自社ドメインでホームページを持つことなど、まだまだ認識も少なく、「そんなもの当社は、まだ不用だ」といった雰囲気も多々ありました。
想像できない変化
しかし、時代が進んで、今では、インフラや機器などの性能も劇的に向上し、環境が大きく変化し、大手企業だけではなく、中小企業にとっても大きな意味を持つようになってきたと思います。以前では、自社商品を全国に向けて販売することなど、とても無理でしたが、中小企業にも大きなチャンスが到来してきたといえます。また、チャンス到来の企業がある反面、大きな情報革命が、旧態依然のビジネスを隅に追いやって、急激にしぼんでしまった企業郡門も多々あったといいます。その他で、大きな変化があったものとして「携帯電話」の登場があります。当時は、普及段階だった上に、言葉による通話が主体でした。しかし、今では、インターネットと融合し、通話できることも凄いことですが、総合的なコンピュータ端末として使うようになるなど、とても想像もできない変化といえます。
中小企業にチャンス到来
大人だけでなく、子供も含め、「ネットでつながる」が当たり前となり、ビジネススタイルも大きな変化の時代になってきています。そういった意味も含め、この約10年ほどは、「情報」というものを得る手段が劇的に変化し、だれでも容易に、たくさんの情報を得ることができるようになりました。そして、無数の顧客に発信することが可能となったこの大きな変化を、私達中小企業が、どう活用しチャンスに変えていけるかが大切なことだと思います。今後、同友ネットとしては、時代の変化を先取りし、ビジネスにつながる情報をさらに皆さんにわかりやすくお伝えしていきます。