どうゆうき

▼当社が初めてインターンシップに取り組んだのは4年前のことでした。「アルバイトでも新入社員でもない研修生」「同友会はそれを人採りの手段にはしない」がピンとこなかった私が本気になったのは、「社員教育にもつながるんだよ」という先輩企業のアドバイスからでした
▼昨年、朝礼で社員からインターンシップの学生に「働くとは何か」を語ってもらいました。製造のYさんは「社長の話を聞き、人に誇れる仕事を持つことの大切さを知りました。両親を楽にさせ、弟や妹も助けるようがんばります」。製造のMさんは「働くことの意味は人と人との関わりの中で、どう人の役に立つかだと思います」。販売のTさんは「働くとは続けることの大切さを学ぶことであり、社会で生きていくための修業の場だと思います」という発言がありました
▼今年7月、インターンシップ受入企業会議に出席すると、昨年、当社に来たA大学のNさんがインターンシップの学生実行委員として挨拶をしていました。インターンシップを受ける前は働くことに不安を抱いていたこと。しかし自分の目で職場や働く人を見て、十人十色の社員が1つになって働いていることを知り、働くことがプラスイメージに変わったことを紹介
▼このようなNさんの成長に目を見張りました。ちなみに四年前に初めてインターンシップ研修生として受け入れたA大学のSさんは、その後、当社に入社し、今では営業のかけがえのない戦力となり、活躍しています。今年のインターンシップでは、学生と当社にどんな変化が生まれるか、今から楽しみにしています。

会相談役 福谷正男